文化庁の支援により、海外で研修を行った作家を紹介する、DOMANI・明日展が、六本木の新国立美術館で開催された。
会場の一部は、撮影が可能になっていた。
フランスで研修した、神彌佐子。日本画の画材を利用して、色鮮やかな世界を作り出している。
オーストリアのリンツで研修した、陶芸家の青野千穂。まるで、布かやわらかい粘土で作成したように見えるが、れっきとした陶芸作品。
アメリカのロードアイランドで研修した、行武治美。ガラス片を床に並べ、その反射光が、壁に映る、という作品。
ドイツのベルリンで研修した、平野薫。お古の衣装を解体し、その意図を使って再び衣装を作ったという。
同じく、ドイツのベルリンで研修した、塩田千春。使い古された靴を赤い糸で繋いだ作品。1つ1つの靴をよく見ると、持ち主だった人が、紙片にメッセージを残している。
その他の作家は、写真、絵画などの作品が多かった。それらの作家コーナーは、撮影が禁止になっていた。
作家の経歴などを見ると、1960年代、70年代生まれの作家が多く、自分と同じ年代だったことに気がついた。
作品を見ながら、何となく、もやもやとして感じを抱いていたのだが、その原因が、わかったような気がした。
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