震災で開催が中止されたセガンティーニ展が、開催される運びになった。待ちこがれていた展覧会だった。
”アルプスの真昼”。キャンパスの上部に広がる青。この絵は、この青がすべてだ。単に、青で塗りつぶしているわけではない。線描で、白などを交えながら、繊細な技術を使い描かれている。
”死んだノロジカ”。幼くして死んでしまったシカが、麦わらのベッドの上に横たわっている。その顔は、穏やかで、かすかに、微笑んでいるように見える。これほど、動物に対する慈愛に満ちた絵を、私は知らない。
セガンティーニの代表作であるアルプス三部作。その作品の習作が何点か展示されていた。実際の作品とは、多少ながら構図が異なっている。セガンティーニの、この作品に対する思い入れの深さが読みとれる。
彼が描いたものは、自然、そこに暮らす人々、動物、など。セガンティーニの、そうした対象に対する限りない愛が感じられる。派手なテーマは何一つない。しかし、そこには、この世界のすべてが描かれている。
損保ジャパン東郷青児美術館の展覧会のページ
Segantini's blue in the painting "Midday in Alps" is beautiful. No another word except just beautiful.
"Dead Roe-Dear". A dead row-dear on wheat straw. I felt Segantini's love to the dead dear. I don't know such a lovely animal paintings ever.
Segantini painted country side, peoples living there and animals like sheep. The theme of his paintings is very simple and pure. But his paintings includes everything of our world.
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