美術・芸術関連の展覧会に行った時の感想をアップします。もし興味があったら、ご覧ください。My comments to the art exhibitions in Japan.
2012年2月18日土曜日
日本画家が女性画の中に描いたもの What Japanese artists draw in their works?
山種美術館で開催されていた、『和のよそおいー松園・清方・深水』を見た。
上村松園、鏑木清方、伊東深水、鈴木春信、奥村土牛、その他の代表的な日本画家による、女性を描いた作品が、展示されていた。
それらの絵を見ると、日本画家は、日本の女性を描いているようで、実は、何か別の物を描いてきたのではないか。
絵の中の女性の多くは、着物を着ている。女性自身はと言えば、顔と、着物の袖から伸びている手先だけを描いている。つまり、女性を描いているようで、実は、ほとんど着物を描いているといっていい。
着物には、草花の文様がついており、画家は、自然とそうした着物を丹念に描くことになる。一方、女の命と言われる女性の顔は、シワを描かないように、目と鼻だけを、わずか一本の線だけで描くことになる。その労力はわずかだ。
背景に、桜などの草花を描く場合は、花びらの一つ一つまで、画家は書き込んでいく。
日本の画家は、日本の女性を描く際は、女性自身の体を細かく描くことなく、その着ている着物や、しぐさ、その背景などによって、女性を、というより、個々の女性ではなく、女性という存在が持っている普遍的なもの、ゲーテの言うところの”永遠なる女性的なもの”を描いてきたのだ。
山種美術館のホームページ
Shoen Uemura, Kiyokata Kaburagi, Shinsui Ito, Togyu Okumura and Harunobu Suzuki. They are well known Japanese painters as their woman's paintings .
I guess they didn't draw woman itself but also the essential of woman.
The women which the painters draw wear Kimono. Kimono covers almost body of the woman usually. It means the painters draw Kimono almost, not the body of the woman.
The painters painted the woman's face and hands only by simple lines. The woman has no wrinkles in their face and body. Actual work load is very less.
But they spent much time to draw Kimono with the complex pattern. It is interesting enough.
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿